熊本県にある西区小島の国指定史跡「千金甲[せごんこう]古墳」の周辺で、樹木が無断で伐採されており、熊本市が被害届を出したというニュースが話題となっています。
クヌギの木などが60本も巻き枯らしや伐採をされていたとのこと。
巻き枯らしというのは、ナタを使って樹皮と形成層の部分を環状に削り落として木を枯らす方法(環状剥皮)のことだそう。
このことを伝えるニュースがこちら。
このニュースに対する世間の反応も。
熊本市は18日、西区小島の国指定史跡「千金甲[せごんこう]古墳」の二つの円墳周辺で、樹木が無断で伐採されていたと発表した。
市は17日、熊本南署に被害届を出した。
同署が器物損壊の疑いで調べる。
市によると2月25日に近くの住民から、「(樹皮の一部を剥いで立ち枯れさせる)巻き枯らし処理された木がある」と連絡があった。
翌日、職員が現地に出向き、クヌギなど60本以上が巻き枯らしや伐採されていることを確認した。
市の1月20日時点の調査では異常はなかった。
石室などへの損傷はない。
被害があったのは、20基以上が点在する古墳群のうち、国指定の装飾古墳甲、乙号の2基。
甲号は5世紀ごろの築造と推定され、内部が赤、黄、青で彩られている。
6世紀の築造とされる乙号は風雨のため劣化しており、木造の建屋で石室などを保護している。
文化財保護法は、国指定史跡の樹木の伐採には文化庁の許可が必要と定めている。
市文化振興課によると、伐採で古墳に直射日光が当たれば、石室内の温度や湿度が変化して装飾が劣化する恐れがある。
「誰かが古墳の見通しをよくするため伐採した可能性もあるが、勝手に手を加えないでほしい」と呼び掛けている。
(山口尚久)
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200318-00000008-kumanichi-l43
『古墳の樹木、無断で伐採 熊本市が被害届』のニュースに世間の声は
>国指定史跡の樹木
ということに関係なく、自分のものでも無いのに好き勝手に、自分のやりたいようにやってしまう・・・という神経が理解不能だ。
どこからどうみても犯罪なので、厳しく取り締まって欲しい。
九州は特に全体がスギヒノキ植林地帯。
無断伐採をわざわざ希少な広葉樹でやらないでほしい。
こういう事を平気でする人がいるから
怖いと思う。
何にも考えてないから伐採したのかな…。
切ってしまったら終わりなんだよ。
もう前の姿には作り直せない。
理解できない。
もっとはっきり対応すべきではないのか。
犯罪であるなら明確な対処をすべきこと。
ここはものすごく貴重な装飾古墳。
犯人は捕まえてほしいが、そもそも植栽も含めちゃんと管理されていたかどうかも気になる。
樹木の根が伸びれば石室にも悪影響が出かねない。