2018年に、昭文社が希望退職者を募集しているというニュースが上がっていたので、ガイドマップで有名な「マップル」や「ことりっぷ」が消滅してしまうのではないかと心配しました。
その後、昭文社グループの持株会社体制への移行などで、「マップル」は2021年12月時点でも存続しているようで、よかったと思います。
希望退職者を募集していた当時のニュースがこちら。
このニュースに対する当時の世間の反応も。
「マップル」や「ことりっぷ」など、地図やガイドブックの出版社、昭文社は2018年12月13日、希望退職者を募集すること、ならびに業績予想の修正を発表した。
同じ日に開催した取締役会において、同社ならびに国内グループ会社従業員を対象とした希望退職者の募集を行なうことを決議した。
また7月13日に公表した2019年3月期通期業績予想を修正した。
昭文社の主力事業である出版事業および電子事業においては、長期化する 出版不況や無料ナビアプリの影響により業績悪化が続いる。
昭文社では新規事業である“旅ナカ事業”への転換を図ってきたが、人的リソースの再配置は職種に専門性があるため遅れていた。
早急な業績回復のためには人員体制の適正化(削減)が不可欠であると判断し、希望退職者を募集することになった。
対象は45歳以上の従業員で、募集人数は全社員447人(連結)のうち80名程度。
募集期間は2019年2月1~28日。
希望退職による業績への影響は、今回の業績予想の修正において一定の程度を計上しているが、現時点では応募者数などが未確定なので、確定した段階で改めて発表する予定だ。
2019年3月期通期連結業績予想値も下方修正する。
売上高が57000万円マイナスの93億4000万円、営業利益が3億9500万円マイナスで3億0500万円の赤字、経常利益が3億9000万円マイナスで2億4000万円の赤字、親会社株主に帰属する当期純利益が7億8000万円マイナスで6億3500万円の赤字に修正された。
営業利益、経常利益、当期純利益の全てが赤字に転じた。
なお前期(2018年3月期)実績は売上高が91億5800万円、営業利益が10億6000万円の赤字、経常利益が10億1800万円の赤字、当期純利益が17億6800万円の赤字だったので、前期比では数値の改善がいまだ見込まれている。
売上高は、市販出版物について、市況の影響により地図をはじめとする出版物の売上減少が下期に著しく、電子事業の売上も、引き続き無料ナビアプリの影響によるPNDの販売減などにより、予定した売上が大きく減少する見込み。
《レスポンス ITS DAYS》
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181214-00000002-rps-bus_all
『昭文社が希望退職者を募集、業績予想も下方修正—無料ナビアプリの影響』のニュースに世間の声は
私としては本はコスパ最強の自己投資という認識なのですが、、
ネットの普及で旅情報誌を買わなくなりました
業績ぐ悪化するのはある意味必然なのかなと感じます
頑張ってほしい会社の一つです。
それも一昔前まではパソコンで調べたものを印刷して持ち歩いていたりしてたけど、今はほぼ誰でも持っているスマホ1つで事が足りる。
地図も、ナビも、観光スポットの情報も、そしてお店や宿泊先の調査や予約なんかも。
スマホ1つが何冊もの本より圧倒的に情報量が多いんだもん、誰も本を買わなくなるよね。汗
便利な世の中だよな~。
一生懸命に本で道を調べたり、観光本見て何処行こうとか何しようとか考えた時代が懐かしい感じです。
そんな昔の話じゃないんだけどね。汗
今は便利な世の中だけど逆に言えば自分で調べるとか想像するとかあまり悩み考えなくていい時代でもあるのでしょう。
良いことなのか悪いことなのか分かりませんが。
本とネット、両方を使うのが理想と思います。
時代だとは思いますが、情報紙を開いて見える写真にワクワクはこれから先もネットではなかなか難しいと思うので、頑張って続けて欲しいものです。
昭文社の地図帳と言えば、学生時代は街歩きやツーリングのため、就職してからは転勤先で、まず購入する必須アイテムでした。
が、街を調べるにはネット上の電子マップが、クルマではカーナビが便利で、ある年から紙の地図を買わなくなりました。「いま」を見るには電子データ。今後これが覆ることは無いでしょう。
いっぽう、本棚から数十年前の昭文社区分地図帳や、ゼンリン住宅地図帳が出てきて、「昔はこうだったんだ!」と昔の街並みを眺めると、多くの思い出がよみがえります。
昭文社には、過去蓄積されたデータやノウハウがたくさんあることでしょう。それを活かすビジネスを創出し、存続して頂きたいものです。
地図にはお客様の印は勿論、新しい道を書き足したりしてました。現在のカーナビは道を間違えない様に縮尺を小さくして細かく交差点を曲がりますが、GPS精度でしょうか手前で早く曲がり修正を行います。昔も今も変わりませんが地図の頃は全体図から細部に入るので俯瞰する事ができ、営業の先輩からも全体図を頭の中に描いてお客様と接する事を学びました。また出来事を書き込んだり、印象深い自分だけの地図に変わるのが楽しみでした。ボロボロのマップルは今では子供達と旅行の計画に会話の間に必要な物です。
古いのはダメではありません。
カーナビにない思い出の詰まった地図は必要です
昭文社は地図出版社であるが、地図調整業でもあり、さらにはデジタル化も積極的で、NCGなどの子会社ももち、堅実な経営を続けてきた優等生だ。ゆえに急激な業績悪化は避けてきた。
しかしさすがにスマホの普及による出版不況の影響は避けられない。有料アプリを提供しても会社は維持できない。
80年代からデジタル化を研究し、最速で達成したゼンリンと比べると、昭文社はスタートが遅れていたし文系に思えるほど頼りない。
ゼンリンはGoogleと組んで今は安泰、アルプス社はヤフーと組んだが、昭文社は他社と組むことはできず、スタンドアローンの商品開発に傾いたことが経営を悪化させたのだろう。
見やすい地図を作る技術は地図界でも屈指の名門だが、どこまでもつのか心配だ。
でも普段はナビアプリ等を使ってるから、利用する頻度はかなり減った。
電子媒体が増えつつあるけど、読んでてワクワクする事が多い紙媒体は無くして欲しくないし、これからもどうにか頑張って欲しい。
ただ、募集している希望退職者が45歳以上って文字を見るたび、この国は45歳以上の人は必要とされていないのかと感じてしまう。
人員削減が手っ取り早い経費削減かもしれないが、固定費や役員報酬等の見直しが先なのでは?(既に実行済みなら申し訳ない)
コンテンツは良くても、ネットは日々更新でプラスの情報だけでなく、マイナスの情報も取れるからな。
まずバッテリーの心配がない。
他にメモ書きをしたり、行った経路に合わせて色を塗って自分の行った経路を想い出と共に振り返ったり。
それにページをめくる方が早かったりする。
でも、地図アプリにはどんな目的地でも詳細に情報が得られると言うメリットもある。
携帯性もある。
時代の流れから考えれば、縮小は致し方ないのかもしれない。
紙の地図には目的地を探す行為に加えて周辺の情報も合わせて得るという知識を増やすツールでもあります。地図だけ眺めていてもいろいろな情報、知識が蓄積されるので非常に重要な媒体。
スマホ、カーナビオンリーでは、事前に調べて行動するといった準備をきちんとする習慣が損なわれてゆくのは間違いない。
自分も旅行情報誌を買うならまっぷるでした。
再就職は困難というコメントが目立ちますが、地域密着型情報誌など求人募集しているし、今までの経験を生かせる選択肢はあります。
馴染み深い昭文社、何とか持ち直して続いてほしい。
しかし、今そういう知的作業はすべてアプリがやってくれる。時代の流れを感じる。
昭文社には、地図の新しい可能性を提案してくれることと、業績のは回復を期待したい。
固定資産や維持管理費等の見直しも
これも時代の流れかー。
Google地図アプリの右左折する地点にバードビューアイコンが表示されてタップするとリアル画像が見られるのは凄い。
このおかげで初めて行く場所が迷わなくてよかった。
確かに今はすぐにweb地図に頼ってしまうんだろうけど、地図をめくりながら未知の場所へ行く想像をして楽しむのは、やはり紙の地図だからこそできるのかなと思います。
昭文社の地図デザインは見やすくて好きだし、出版業界は冬の時代だけど何とか頑張ってほしいです。
ただ、その1冊が高い。
地形も毎年変わるから、5年間は頑張りたい。
個人ではなく、企業や外国人を対象に販売すればよい。
何とか持ち直して頑張って欲しいね。
今でも迷子になってからのナビ起動人生です。
頑張ってほしい会社の1つです。
google mapやgoogle検索で足りてしまうし。
評価等も旅行サイトでわかるし。
本だけではもはや手遅れでネットでの収益を合わせて考えないといけないの過度期の時期なので、前例主義の日本人ではだめになる典型ですね。
このままではいずれどこかに買収されるか終わるだけ。
希望退職だけではあと5年持たないよ。
ゼンリンの様にオンリーワンの強みがあればまた別かもしれないけど。
が、本媒体の地図といったらやはり昭文社です
これに勝るものはありません
地図としてのみやすさ、読みやすさは一番です
しかし、グーグルアースやストリートビューで地形、建物、道路状況を確認できるというようなことは本媒体の地図にはできないから
この先は厳しいだろうねー
もともと市場規模が限られているなかでゼンリンの寡占状態だから他社は厳しいだろう。
出版事業では収益性が望めないというのも一つの側面か。
高い地図本を買わなくてもインターネットでは地図がタダで見れちゃうからね。ナビの普及も大きい。
