名古屋駅のシンボル的な存在「ナナちゃん人形」。そのナナちゃん、名古屋駅再開発計画が練られている今、存続がわからないという状況だといいます。一体どういうことなのでしょうか。
名古屋市中村区の名鉄百貨店本店メンズ館前で、名古屋駅周辺のシンボル的な存在となっている「ナナちゃん人形」。
現在は、ゲームのキャラクターの装い(12月4日午後5時まで)で、トップモデルのような着こなし。道行く人もスマホを向けて、まるで撮影会のようになっていました。
「その時々の服装とか見る、楽しみなお人形というかシンボルのひとつです」
「最初見た時は変な衣装をしていたので「なんやこいつ」って。いろいろなコスチューム見れて面白いなと思っています」
「待ち合せするときの目印。間違いなく会えるので、いまみたいにスマホとか携帯とかない頃でも」(街の人)
百貨店の広報部員として活躍するナナちゃんですが、“将来”について勤め先から衝撃のコメントが。
「ナナちゃんですね、エリアの再開発計画が練られている中で現状では、(将来が)分からない状況でございます」(名鉄百貨店 広報担当 尾崎裕さん)
なんと今後、ナナちゃんが働き続けることができるのか“分からない”というのです。
4年後に着工が予定されている名古屋駅前の再開発。名鉄が施設の建て替えを検討する中、ナナちゃんの居場所が、現時点では決まっていないというのです。
「ここにナナちゃんがあるっていうのは昔からあるし、あって当然みたいな感じ」
「できればここにずっと残してほしいです」
「居続けてほしいです」(街の人)
名鉄百貨店セブン館の1周年記念として誕生したナナちゃん
1973年生まれのナナちゃん
ナナちゃんが誕生したのは1973年。
当時あった名鉄百貨店セブン館の1周年記念として、今の場所に登場しました。店舗のセブンという名前の一部にちなみ、ナナちゃんと名付けられました。
マネキン人形としては規格外の、身長6メートル10センチ、体重600キロ。水着や着物など、様々な衣装を着こなし道行く人を楽しませてきました。
そんなナナちゃんですが、実は2007年には、別の場所にお出かけしたこともあります。
33歳のとき百貨店のリニューアル工事に合わせ、一時的に、栄の愛知芸術文化センターにいたのです。
また、時に鼻息を荒くしながら45年働き続けたナナちゃん。
存続か、異動か、はたまた退職か。百貨店の担当者も気になっているといいます。
「名鉄百貨店の広報部員として活躍いただいていますので、私どもと一緒に仕事を続けていけたらなと思っています」(名鉄百貨店 広報担当 尾崎裕さん)
この状況を心配する人物がいました。
それは、ナナちゃんの生みの親で、長野県に住む小嶋利明さん(71)です。
取材班に見せてくれたのは、45年前の写真です。
写真には横たわる大きな人形に座る女性たちの姿。実はこれは、製造途中のナナちゃんの姿です。
「何しろガリバーみないなもので。腕だってかなり重量があるでしょ。2人がかり、3人がかりで運んだり、大変だった」(小嶋利明さん)
ナナちゃんは、小嶋さんを中心にスタッフ30人以上で約2か月かけて作られました。納期に合わせるため徹夜の連続。そんな苦労を経てナナちゃんは誕生したのです。
「名古屋の人で知らない人がいないっていうくらい浸透しているから、あまり離れたところにもっていかれたくない」(小嶋利明さん)
小嶋さんによると、ナナちゃんはとても頑丈に作られており、あと50年は現役を続けられるとのこと。生みの親として、何とか残して欲しいと考えています。
ナナちゃんの将来について、都市デザインを研究する専門家・名古屋工業大学の伊藤孝紀准教授は、再開発の中心に位置づけるべきと話します。
「ナナちゃんを見ながらお茶ができるとか、少し休める空間があるとか、名古屋らしさを感じて、再開発の建物に来ることを考えれば、(ナナちゃんは)シンボルとして、非常に重要なポジションだと思います」(名古屋工業大学 伊藤孝紀 准教授)
再開発が始まる4年後まで、ナナちゃんの動向からしばらく目が離せないようです。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181202-00010000-sp_ctv-l23
『名古屋駅前のシンボル「ナナちゃん人形」が消える可能性、再開発計画で存続未定 名古屋・中村区』のニュースに世間の声は
待ち合わせの目印にしてる人もいるだろうし、地元住人は、時々、今どんな服かな?って気にして見てるはず。
金時計よりナナちゃんはさ。
名古屋駅桜通口に向かうと、金の時計台があって、それを過ぎて、名鉄百貨店に向かうとある。あの大きな人形です。歴史の中では新しいけど、れっきとした名古屋のシンボルです。
でも、東京も地方も問わず、再開発で残された遺物は数多くあると聞いています。利便性を偏重し、景観を全く無視する日本に呆れます。
「再開発の為、解体してしまった」と、最悪な結果にしないで下さい。
責めて、移転とか考えて下さい。
今は他府県に住んでいますが、毎年愛知県に帰りナナちゃん人形を見ると、帰って来たなぁと実感します。
ナナちゃん人形は名古屋のシンボルでもあり、愛知県のシンボルでもあると思います
名駅のシンボルだよ。
国立駅(東京都国立市)の三角屋根も、開発で撤去されたが保存されていたので、今、復元工事中だ。
やはり市民に愛着があるものは可能な限り大事にして欲しい。
愛着の背景には様々な思い出がたくさん詰まっているから。
再開発が長い壁のようなビルなので、癒しの空間として、先生もおっしゃるように、ナナちゃんを中心とした大きな広場を作るのがよいと思います。
名駅という多くの人が訪れる最高の立地ですし、そこが地元の人とっても名古屋に来ていただいた方にとっても記憶に残るスポットとなるよう、奇抜なアイデアでも積極的に取り入れることを期待しています。
製作した皆さんの気持ちのことも考えると、解体はあり得ないと思いますが、あとは地元密着企業としての名鉄さんの判断を信じています。
でも何故だかドキドキわくわくするんです。おいらヘンタイだね。
いなくなっなら寂しいよナナちゃん。名駅の楽しみは今はナナちゃんと矢場とんだけになってしまったから。
ナナちゃんや金時計は他県から名古屋に来た際のシンボル的な役割があるのだから、撤去すべきではない
まぁ、移設が妥当だて思うな
この二つが無くなれば、名古屋が名古屋でなくなるような気がする
他に撤去や解体すべきものはたくさんあるのだから
あのインパクトを越えるものが、出来るとも思えないし、無機質なものでもなく、ナナちゃん(人形ではありますが)だからいいのです。
初めて名古屋に行った時、アーケード?を歩いていたらいきなり目の前に現れておおっ!これがナナちゃん!と声を上げてしまいました。
デカいけど、真っ白だから圧迫感がなくていいですよね。
存続を反対する人はいないでしょう。
人が集まるところには、何かシンボルになるようなものがあったほうがいいとよく言われる。
存続することで必要になる場所やコストや手間がどれだけのものかはわからないけど、逆に無くしてしまったらまた新しく中心的なシンボルになるようなものを作るのは大変。
せっかく今まで親しまれたナナちゃんがいるのだし、そのまま居てもらうのがいちばん良いと思うけどなあ。べつに地元から不要論が出てるわけでもないんでしょ?
最近はスペース効率最優先で名古屋駅コンコースも施設を押し込めすぎて狭すぎ、できれば避けたい場所になっている。
再開発の計画があるなら街のランドマークは絶対必要でナナちゃんの周りに人が滞留することを前提にスペースを確保すべきで、古くからあるものを容易に切り捨ててはいけないと思う。
ナナちゃん人形を見て
「名古屋にきたな〜」とか「帰ってきたぞ〜」と感じる人は全国にたくさんいるはずです。都市化よりも人の思い出を大切にできるまちづくりをお願いします。
できればナナちゃんの周りにオープンカフェとか作ってゆっくり見れる場所にしてもいいんじゃないですかね。
芸術やアートは時代とともに興味が薄れてゆくこともあります。
まして商業施設にアイコンとしてあるものなど、いくらそこにあってほしいと思ったところで商業ベースや安全など問題提起しようと思えばいくらでも撤去の言い訳にはなります。
残してほしい・・・”というのも無責任な感覚なのかもしれませんね~
維持するために、毎月税金のように一定金額徴収されることになっても残したいという方はいるのでしょうか!?
ナナちゃんは残して欲しいとの声が多いので残すべき。
名古屋駅東のロータリーにあった銅像(方向を示す矢をもっていたかな?)もどこかに格納されている。
ふんどしとか服を着たとかたまに話題になったことがあったような。
ナナちゃんは待合せで使用していた人も多いと思うが暑い寒いを気にせず室内で代わりになるものがきっとできるでしょう。
それも長いビルらしいので複数できると想像。
リニア開通に向けた名駅の再開発は、名古屋市が主体となって進めているので、JRや名鉄といった垣根を乗り越えての再開発というくらいの意気込みでやってもよいのではないでしょうか。
個人的にも、今日はどんな衣装着てるんだろう?と名駅に行く度に今も楽しみにしてます。
ただ45年も前に誕生してたのはこの記事で知りました。
歴史もあるし、他県民だけど存続して欲しいと思います。
実はシンボルでは無いけれど生まれた時から見て育った工場(休日は解放されてて敷地内で遊べた)が解体され更地→現在大型マンション建設中で。淋しさを感じてます。
ナナちゃん 残してほしいです。
センスを問われていると思う。
けど、待ち合わせに使うかどうかは関係なく、名古屋駅とナナちゃんはワンセットになってると思いますので、やっぱりあそこにいないと何か物足りない気はしますね。渋谷のハチ公や道頓堀のグリコ看板みたいなもんで。
地元の人に愛され、他県民に面白がられ、やっぱりナナちゃんは名古屋駅のシンボルであることは確かなんじゃないですかね。せっかくここまで知られた存在になったことですし、多少移動してもやむを得ないので何とか残す方向で考えてほしいなあ。
再開発でまた名鉄側にも人通りが増えるのなら、やはりそのまま活躍してて欲しい
しかし名駅はこれからリニア新駅も増え、もはやカオスな名鉄新名古屋駅は増線も出来ないとか…
駅は触らないかもしれないけど、どんな再開発になるのやら…
それに、戦国の武将の銅像が新幹線側の改札前に設置されていたようだけど、ナナちゃんも名古屋を代表する名物じゃないかな。
しかも、三重や岐阜のパクリじゃない名古屋オリジナル。
初めて行った時に恥ずかしい思いをした事を思い出した。
25位前に名古屋に転勤に成り、最初の待ち合わせ場所に指定されて、行ったのが最初で、初めて行った時に場所が分からず、人に聞いた場所が人形の真下だった、人の目の高さの人形と思い込んでいた為、気が付かなかったが、本当に恥ずかしかったね。
こんな馬鹿げたモニュメントは二度と製作されないと思うので、何らかの形で残るといいですね