映画『爆弾』を観てきました。
実はこの作品、小説をオーディブルで聴いてから映画を観に行ったんです。
原作の重厚な心理戦がどう映像化されるのかが気になって仕方なかったのと、もうひとつ――佐藤二朗さんの怪演を劇場で体感したくて。
いやもう、想像の3倍クセが強くて最高でした。
原作をオーディブルで聴いていたとき、私は“スズキ タゴサク”という人物像を頭の中で思い描いていたんですが、映画でそれを見事に佐藤二朗さんが体現していて、正直びっくりしました。
クセの強さ、間の取り方、全部ぴったり。
「この人以外に演じられない」と思わせる完璧なキャスティングでした。
原作を知っている人ほど「そう、こういうスズキ タゴサクが見たかった!」となるはずです。
そんな余韻に浸りながら売店をふと見ると、あったんですよ。グッズコーナーに。
「アクリルキーホルダー(爆弾)」
そのデザインの中に、妙に気になる一文がありました。
「れいわいちばんのしょうげきさく、なーんだ? 615207」

え、なにこれ。
急にクイズ出された。しかも、まったく意味がわからない。
その場で5分ほど立ち尽くして、心の中で「えーと、六・一・五・二・〇・七……」と唱えてみたけど、当然ひらめかない。
もしかしたら、ただの製品番号かもしれない――そうも思いました。
でも、映画館で他のキーホルダーを見てみると、どれも同じ「615207」と書かれているんです。
もし製造番号なら、ひとつひとつ違うはず。
ということは、やっぱりこの数字にも何か意味があるのでは……?
そう考え出したらもう止まらなくて。
こういうの、気になり出すと止まらないタイプなんです。
映画『爆弾』キーホルダーの謎「615207」を考察してみた
映画のタイトルは『爆弾』。
グッズに書かれたこの数字も、きっと答えは「爆弾」になるはず。
そう思って考えに考え抜いた結果、私が導き出した無理やりすぎる推理がこちらです。
まず、全部がひらがなで書かれた文言にもなにか意味があるんじゃないかと。
特に「れいわいちばん」という言葉。
「れい=0」「いちばん=1」じゃないかと。
つまり「0を1に変えろ」ってこと!?
ということで、「615207」の中の「0」を「1」に変えて「615217」にしてみました。
はい、もうすでに苦しい(笑)
でもここで引き下がれない。
次にこれを「61」「52」「17」に分けてみたんです。
すると、あれ?
もしかして、「B-52」と「B-17」って、どっちもアメリカの爆撃機の名前じゃない!?
しかも「B-61」は、なんと核爆弾の名前だったという事実。
爆撃機(bomber)=爆弾(bomb)。
……ほら、ちゃんと「爆弾」にたどり着いた!(無理やり)
確かに「爆弾」という答えにはたどり着いたような気もします。
けれど、どう考えてもこれが正解だとは思えない。
笑えないし、映画のあの余韻とも結びつかない。
きっともっと腑に落ちる、センスのある答えがあるのでしょうが――
私には、どうしても分かりませんでした。
映画館を出てからも、あの数字がずっと頭の中でチカチカしてます。
「615207」は何を意味する?映画『爆弾』に残る謎
本当の答えはおそらく別にあるんでしょう。
でも、映画『爆弾』を観たあとにこんな謎が残ってるって、なんか楽しくないですか?
作品の余韻がただ「感動」で終わらず、「謎」で続く。
しかもその謎が数字とことば遊びで仕掛けられてるなんて、粋すぎる。
もう私はこの「615207」でひとり遊びした時点で、すでに“爆弾の洗礼”を受けた気分。
つまりこの謎、解けなくてもすでに成功してるってことかもしれませんね。
映画『爆弾』は、観た人それぞれの中に“何かが残る”作品でした。
謎が残るのも、衝撃が残るのも、たぶんそれが狙い。
だから私は今日も、この数字を眺めながら思うのです。
「れいわいちばんのしょうげきさく、なーんだ?」
――やっぱり、爆弾だよね。
この謎、あなたなら解けるかも?
この「615207」の謎、私にはどうしても解けませんでした。
でも、もしかしたらあなたなら――腑に落ちる答えにたどり着けるかもしれません。
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きっと、誰かのひらめきが新しい“爆弾”を生むはずです。
#映画爆弾 #615207 #謎解き
📖 原作:呉勝浩『爆弾』(講談社)
🎧 オーディブル版でも配信中。映画の前に聴くと二倍楽しめます。

🎬 公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/bakudan-movie/
出典:映画『爆弾』公式サイト、劇場販売グッズより


